倒れないバイクの市販はまだ先

最近良く見かけるようになった倒れないバイクに関する情報が増えてきた。市販はまだ未定だけど、ヤマハもホンダも2050年には交通事故死者数ゼロを目指しているので、それまでには販売されるのではないかなと考えます。とはいえ、30年くらい先の話だからバイクの運転ができる年齢ギリギリのタイミングになりそう。逆に、足腰が弱くなってきた初老のタイミングで立ちゴケしないバイクがあればとてもありがたいと思う。

ただ、現状は市販する予定は立てられていない。あくまで私個人の感想だけど、そもそも倒れない機能をつけると運転が難しくなるので、身体を傾けて重心を変える運転方法ができない小手先の運転では逆に危ないかもしれない。
この点については、速度が数キロまでは倒れにくい機能が効果を発揮し、走行速度が上がれば解除されるという仕組みも考えられているらしい。

ホンダはASIMOの技術を応用

傾きと反対に重心を変えることでASIMOも二足歩行が可能になっていますが、この技術を使って倒れないバイクを開発しているホンダ。
実際にバイクから手を話して自立することができ、低速でふらつきそうなときにも自動で調整をしてふらつきを軽減してくれるそう。この機能はありがたいですよね。渋滞で片足置いたり乗せたり、ゆっくりずっと走っているときはユラユラしがちだったり、自動でふらつきを調整してくれるなら信号でも足をつかなくても良くなるかもしれない。乗せっぱなしで良いのは足が疲れにくくなりそうです。

ヤマハもモトボットやモトロイドの技術をEV車で倒れないバイクを開発している。ヤマハの社長は通常車両価格からプラス5万円程度で販売できるように計画を立てているとのことで、期待値も高まっていていますね。
他にもブレーキ補助機能も近年実装が始まるそうで、ブレーキが弱いときに感知してブレーキ圧を上げてくれる機能。車で言うブレーキアシストと同じ仕組みをバイクへ導入する予定で、2023年後半には販売予定が立てられているそうですよ。

新しい技術がたくさん出てきているので目が話せません

そもそも2輪車の倒れないバイクは100年以上前にすでにできていて、実際の販売まで至っていないのです。
市販するための問題がたくさんあるのだと思いますが、ホンダやヤマハ以外にも新しい技術を開発しているメーカーはたくさんあります。自動運転はまだ先だとしても、倒れないバイクや、ブレーキアシスト、今後も各メーカーからの発表は目が離せませんね。