バイクの特徴

ホンダのCBR1000RR-Rは、スーパースポーツの頂点を目指すようなモデルとして話題になっていますよね。外観からしてレーシーな雰囲気が満載で、いかにもサーキットが似合いそうです。実際にMotoGPで培われた空力技術を取り入れたフェアリングや、ウイングレットのような突起物が装備されているのが目を引きます。これは高速域のダウンフォースを稼ぐことで、安定性を高める狙いがあるそうです。
排気量は999ccクラスですが、エンジンの内部設計をかなり詰めていて、高回転域の伸びがすごいのだとか。最高出力は200馬力を超えるほどで、公道で全開にする機会はなかなかないかもしれませんね。しかし、「余裕のあるパワーをどこまで使いこなせるか?」という面白さが、このクラスのスーパースポーツにはあると思います。

スペック

CBR1000RR-Rは水冷4ストロークDOHC並列4気筒エンジンを搭載し、フルカウルに極限まで軽量化を追求したフレームでまとめられています。ブレーキはブレンボの高性能キャリパーを採用し、サスペンションにはショーワ製の高性能なものが使われているなど、パーツ単位でこだわりが強いです。
電子制御も充実していて、トラクションコントロール、ウイリーコントロール、パワーモード、エンジンブレーキ制御などが細かく設定できます。サーキット走行を前提としたような機能が満載で、「こんなに調整して大丈夫か?」と思うくらい高機能ですね。でも、これが公道でも扱いやすさと安全性を両立しているところがホンダらしいと思います。

乗ってみての感想

実際に乗ってみると、見た目以上に軽快な操作感がある、と言われています。ハンドル切れ角は少なめですが、低速でもそこまで苦労しないらしいです。もちろん、タイトなUターンなどは苦手かもしれませんが、一般道で普通に走る分には問題なく扱いやすいところがホンダの強みでしょうか。
エンジンを中回転域から高回転域まで回していくと、まるで猛獣が唸るようなパワーが解放されるとのこと。サーキットなら思い切り開けられますが、公道だと瞬時に制限速度をオーバーしてしまう勢いですよね…。ただ、パワーモードをマイルドに設定すれば意外に扱いやすいので、ライダーのレベルに合わせて楽しめるのがいいと思います。

一体感が味わえるポイント

CBR1000RR-Rに乗ると、「バイクと一体になれる」という感想をよく耳にします。ライポジがタンクやシートの形状とマッチしていて、体を預けながら旋回する気持ちよさが素晴らしいとのことです。フレーム剛性のセッティングやスロットルレスポンスが非常にリニアで、ライダーの操作がダイレクトに反映されるんですね。
これは普段使いでも気持ちいいし、ワインディングやサーキットだとさらに楽しさが倍増するでしょう。後から装着できるパーツや、セッティング変更で自分好みに仕上げていくプロセスも楽しみのひとつです。

まとめ

ホンダCBR1000RR-Rは、まさにスーパースポーツの頂点を狙うマシンと言える仕上がりですよね。レーステクノロジーがフィードバックされた外装デザインや高回転まで伸びるエンジンなど、魅力が盛りだくさんです。ただし、パワーが強烈なので初めての大型バイクとしてはハードルが高いかもしれません。
それでも、電子制御のサポートが充実しているので、乗り手のスキルに応じてパワーを引き出しやすいのもホンダ流の優しさですね。サーキットを走り込む本格ライダーから、ハイパワーマシンに憧れるツーリング派まで、幅広い人を魅了するポテンシャルがあります。気になる方は、一度試乗してみると感動的な加速とハンドリングに驚くのではないでしょうか。